• 2009-10-11 18:29:14
  • コーヒー文化の歩き方 – コーヒーの語源編-
文明が進んでいく中で、人間が生み出した非アルコール飲料はわずか3種類なのをご存知でしょうか。
茶、ココア豆、そしてコーヒー豆のエキスです。
世界中で飲まれている3大非アルコール飲料のうちの一つ、コーヒーが作ってきた文化について、引き続き歩いていきたいと思います。

* * * * * *

■コーヒーの語源
ヨーロッパの諸言語にコーヒー、ということばが加わったのは1600年頃です。
諸説ありますが、コーヒーを意味するトルコ語の「カーヴェー」(kahveh)とアラビア語の「カーワー」(qahveh)の両方からやってきた説が有力です。
「カーワー」とは活力や力強さという意味があるように、古くから心身を元気にすることが知られていました。
他にも語源には「カウア」(kahua)、「カホウエ」(kahoue)、「カファ」(kaffa)などがありますが、コーヒーを取り入れた国々では、自分たちの発音しやすいように名付けていきました。
英語圏で、コーヒーを注文したら別のものが出てきてしまった!という体験談をときどき聞きますが、よく考えてみれば、英語のコーヒー(coffee)と日本語のコーヒー(kohi)も違いますよね。
同じものでも呼び名が違うということは一つの側面ですが、
コーヒー文化を考えるときには、それぞれの文化のバックグラウンドの違いを考えていくことが大切です。

■コーヒーが愛される理由
コーヒーは私たちの食生活と深い関わりがある飲み物です。
今やコーヒーは贅沢品から日常に欠かせない飲み物として様々な場面で飲まれています。
人々がこれほどコーヒーを好むのはなぜでしょうか?

それは、心地よい気持ちの高まりを与えること、
そして、私たちの身体機能の働きを向上させるから。

紅茶、コーヒー、ココアは心臓、神経系、腎臓にとって程よい刺激を与えます。
中でもコーヒーは、脳にとって刺激効果の高い飲み物です。

コーヒーを絶賛することばの中には、
「人間という機械にとって最も嬉しい潤滑油」
「万物の中で最も喜ばしい味」
なんていうものありますが、潤滑油とは、なかなか味わい深いことばです。
私たちの心身の働きを向上させるだけでなく、人と人との間を上手につなげてくれる働きもあるからです。

■ パートナードリンクとしてのコーヒー
コーヒーは心身にも社会の中でも身近な飲み物。
そのためか不幸も見舞われてきました。

コーヒーは初期には宗教や医学の中で歓迎されてきました。
しかし、政治上の反対や財政上の制約、不公正な税率などに遭遇し、厳しく規制された時代もあったのです。

幸福感を与えてくれたり、社会に翻弄されたり、
もはや単なる飲み物ではなく、言ってみれば私たちの生活とともにある「パートナードリンク」なのです。

* * * * * *

私たちが見聞きしているコーヒーにまつわることばは、様々な意味を含んでいます。
次回はコーヒーとお茶の関係からコーヒーの意味を歩いていきたいと思います!

コーヒーのある風景.png

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  • 2009-10-10 23:45:50
  • コーヒー文化の歩き方 –シドニー・名前の由来 編–
一杯のコーヒーがもたらす特別な時間。
味わいだけでなく、コーヒーは生活の様々な場面で特別な意味を持っています。
会話を楽しむために。時間をつなぐために。物思いにふけるために。ほっとしたひとときを味わうために。
コーヒーにまつわる文化はどのように育まれ、大切にされてきたのでしょうか。
今回は「コーヒー文化の歩き方」と題して、コーヒーと私たちの深い関係について探っていきたいと思います。

* * * * * *

まずは、ちょっと変わったコーヒーの名前について、先週に引き続きシドニーからレポートします!

■ オーストラリアのコーヒーショップ
オーストラリアでも、都心部では至るところにコーヒーショップが立ち並んでいます。
オープンカフェスタイルのコーヒーショップも多く、パラソルの下でコーヒータイムを楽しむ人々もよく見かけます。
カフェ.png

様々な文化を背景に持っている国のため、店ごとにコーヒーのメニューに特徴があります。本格的なコーヒーならイタリア系のお店、気軽に立ち寄るなら日本でもお馴染みのコーヒーショップに行ってみるといいでしょう。
その際に小さな発見をするのが、コーヒーの名前の違い。
個人経営のお店から世界規模のコーヒーショップまでオーストラリアでのコーヒーの呼び名はちょっと特別です。

たとえば、
エスプレッソは「ショート ブラック(Short Black)」
いわゆるアメリカンコーヒーは「ロング ブラック(Long Black)」
ミルク入りのコーヒーは「フラット ホワイト(Flat White)」と呼びます。
オーストラリアでコーヒーを注文する際にはご注意を!
コーヒー.png

■ 味わいの比喩表現
コーヒーの独特な名前。
なぜこのように呼ばれるのでしょうか?

ショート ブラックは小さいサイズ、ロング ブラックはそれよりも大きいサイズで提供されるから、という一説もあります。
でも、それぞれS、M、Lサイズを選べる店もあるのです。
(つまり、ショート ブラックのラージサイズや、ロング ブラックのスモールサイズもあるわけです)

ということは、見た目の関係で
“短い(short)”=“小さい(small)”
“長い(long)” =“大きい(large)”
というわけではないようです。

ところで、コーヒーの味を表現するときには、「濃い」、「薄い」を使うのが普通ですが、英語では「強い(strong)」、「弱い(weak)」を使います。
また、日本でも特に出汁の味が薄いことを“遠い”と表現することもありますよね。

コーヒーの呼び名には他にも理由があるのかもしれませんが、ひとつには味わいの比喩表現が影響しているとも考えられます。
“濃い”、“強い”、“短い”、“近い”
“薄い”、“弱い”、“長い”、“遠い”
これらは、何らかの共通点を持っている概念がお互いに関連を持ち、新たな比喩として成立していることを示しています。

また、「フラット ホワイト」は、見た目から来ている名前だと考えられます。たっぷりのミルクが入り、きめ細かな泡が平ら(flat)に表面を覆っている様子を表しているのでしょう。

■ 名前の由来はエピソードからも
コーヒーに欠かせないのが、ケーキやクッキーなどのデザート。
大きく切り分けられたケーキにホイッププリームやシロップ、キャラメルソースなどをかけて、思いっきり甘くして食べるのがオーストラリア風です。
チーズケーキ.png

オーストラリアで有名なのが、「マッドケーキ(Mud Cake)」と呼ばれる、コクのあるチョコレートケーキや「パブロバ(Pavlova)」というメレンゲやフルーツでできているふんわりしたケーキがあります。
Mudとは、“泥”という意味。
色や、粘りのあるチョコレートの質感が“泥”のように色も濃く、粘り気があってずっしりしているということを表現したのだと思われます。
Pavlovaとは、1926年にオーストラリアを訪れたロシアのバレリーナの名前にちなんでいます。
軽やかで優美でふんわりとした姿がケーキの白さやメレンゲの軽さとして表現されています。
ケーキ.png

名前は、便宜上付けられた記号的な存在に過ぎないときと、意味や語感などが密接につながりを持ち、私たちの概念や感覚に訴えかけるときがあります。
私たちが愛着を持ち、多くの人が共感するのは、後者のような名前。
名前という一側面もまた、私たちとコーヒーとの身近で欠かせない関係を表しています。

* * * * * *

私たちの生活に“近く”、“濃い”存在でもあるコーヒー、そしてコーヒーを飲むというスタイル、過ごす時間、場所、場面、気分…。

コーヒーにまつわることばを見てみると、わかってくることがたくさんあります。
次回から、コーヒー文化についてさらに歩いていきたいと思います!

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  • 2009-10-01 23:42:14
  • にっぽんの食文化 -豆腐はTofuへ編-
中国から日本に渡り、ゆっくりと成熟していった豆腐の文化。
今では世界的な健康への関心が、豆腐をTofu に発展させています。
異文化の出会いの中で、豆腐はどのように変化しているのでしょうか?
豆腐の新しいかたちを求めて、多国籍文化を持つ国、オーストラリアでTofu を探してきました。
そこから見えてきた「豆腐」の核とは?
今回は春先のシドニーからレポートします!

* * * * * *

■オーストラリアの豆腐
オーストラリアで豆腐を見つけるのは難しいことではありません。
中華街などアジアの食材が多く売っている地元のスーパーなどでは、豆腐コーナーも充実していて、中華料理や和食用に適した豆腐も数多くあります。
たとえば、湯豆腐や冷や奴などにぴったりのものもよく見かけます。
ここには、アジア圏出身の人々が自国の料理などを調理するときに使う、自国のものとほとんど同じか変わらない豆腐を簡単に見つけることができるでしょう。
豆腐.png

■オーストラリアのTofu
さて、おなじみの豆腐とはちょっと違った、多国籍文化の中で変化したTofu の仲間も見つけることができます。
たとえば、こんな製品もあります。

Aussie Tofu.png
上:中央→木綿Tofu
上:左→豆乳ヨーグルト
上:右→Tofu チーズ
下→4 カ国(日本、タイ、マレーシア、中華)風に味付けした厚揚げTofu

それでは、それぞれの製品を紹介したいと思います。

□木綿Tofu
Momen Tofu.png
Tofu は、大豆が原料の栄養豊富でコレステロール0 の食べ物として説明されています。
この木綿Tofu は、日本のスーパーで売っている木綿豆腐と見た目はあまり変わりませんが、それよりも少し固く、モソモソした触感です。
パッケージから出してすぐに調理できるように、水気はほとんどありません。
オススメの調理法は、1cm の厚さに切って約3 分間炒め、調味料(醤油、チリソース、ピーナッツソースなど)をかけて食べる、というもの。
味の嗜好が変われば、製品そのものも変化します。

□豆乳ヨーグルト(バニラ味)
Soy yoghurt.png

ぷるんとした触感、ヨーグルトのような酸味がつけてあります。
後味は確かに豆乳で、やはりヨーグルトとは別の食べ物だと実感します。
牛乳やヨーグルト、アイスクリームなど乳製品の消費が多いオーストラリア。
そうした食生活のなかで、健康に気を遣う人のために大豆を乳製品の代替品して用いた食品が数多くあるのではないでしょうか。

□Tofu チーズ
Soy cheese.png
プロセスチーズのように、滑らかな触感。
口に含んだときはチーズそのもの。
スパイスが入っているので、独特の風味をあまり気にせずに食べることができます。
お米とあわせてSushi Roll の具材にしたり、パンにはさんでサンドイッチにしたり、レタスやクレソンなどとあえて、サラダにして食べられたりしています。
食に対する関心や流行は、なんとダイナミックなものなのでしょう。

□厚揚げTofu
4 カ国(日本、タイ、マレーシア、中華)風に味付けした厚揚げTofu です。

4 types of Tofu.png
(下から)
日本風→醤油味。
タイ風→唐辛子とスパイスが効いています。
マレーシア風→ピーナッツとカレー味。
中華風→はちみつと醤油で味付け。胡麻がトッピングされています。

スナックや前菜としてそのまま食べたり、サンドイッチ、サラダ、スープ、炒めもの、バーベキュー、蒸しものなどにして食べたりします。

日本風、と聞かれれば正確にはそうでないかもしれませんし、同じように、タイやマレーシアや中華風でもないのかもしれません。
むしろ、それらをまとめて「オーストラリア風」と言った方がふさわしいかもしれません。

* * * * * *

豆腐とは、大豆と水でできている食品。
しかし、豆腐をそのようなかたちにさせている、核となるものは何でしょう。
人の想い…願い…
ささやかですが、絶え間ない(個人の、または集団の)「こころ」なのでは、ないでしょうか。
様々な人の「こころ」を経て創造されたものは、変化に富んでいて、新しく、またどこか共通していて、ときには目からウロコの経験にもなるものです。
それは、食材や人の交流があるところでそれぞれがぶつかり合い、混ざり合い、
人々に求められているように、変化させていった結果なのだと言えます。
どれかが正しくて、どれかが間違っているというものでもありません。
様々な側面を経験することは、再びその独自性に立ち返ってみる、良いきっかけになるのではないでしょうか。

今回のシリーズでは豆腐をテーマに、にっぽんの食文化の断片を紹介してきましたが、もちろん、長い時間をかけて成熟してきた文化は深く広く、これらはほんの入り口に過ぎません。
次回からは別の角度から見た文化について、レポートしたいと思います!

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【お知らせ】
第2回「五感サロン」Salon des Muses Tokyo が10月3日に開催されました!
ご来場いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。

  • 2009-09-21 23:22:08
  • にっぽんの食文化 -豆腐新変化 編-
豆腐は1000年前からある長寿食品で、かつては「畑の肉」と言われてきました。
最近は健康食ブームの波に乗って豆腐は改めて注目を浴びています。
しかしそこには、新しい組み合せで様変わりした豆腐の影響もあるようです。

* * * * * *

■現代の豆腐事情
料理の内容やモードは歴史的な環境に応じて変化するものですが、
豆腐もかつては限られた人々の間で、精進料理や懐石料理として発展していきました。
現代では、昔のように高級品ではなくスーパーなどで見かけるように、毎日の食卓に並ぶような身近な食品となっています。
豆腐には良質のたんぱく質、脂質、カルシウム、鉄、などが含まれている優秀な食品です。
しかし、現実の食生活は多種多様な食品が満ちあふれ、豆腐の年間消費量は減る傾向にあるのが事実。
特に若い女性ほど摂取量が少なくなってきています。

■豆腐の新しい楽しみ方
栄養価が高く、安価な豆腐。
確かに豆腐の消費量が減ってきてはいますが、一方で前回のような「豆腐コロッケ」のように、豆腐を使ったカジュアルな料理は盛んに作られています。

たとえば、豆腐ドーナツもそのひとつ。

数年前に大々的に誕生して以来、もっちり、しっとりとした独特の触感や、やさしい甘さがうけて、大ヒット商品となりましたよね。
今では、自宅でも簡単に作れる豆腐レシピが公開されています。
他にも、豆腐グラタン、豆腐ハンバーグ、豆腐ケーキなどもお馴染みになりつつあります。
インターネットで溢れている豆腐を活用した新レシピの数々を集めてみれば、江戸時代の「豆腐百珍」ならぬ、平成の「豆腐千珍」も夢みたいな話ではないかもしれません。

■豆腐の多様性
食べ物と文化は密接に繋がりながら、独自性を築いていきました。
それは、これまでにも書いてきたように、個々の食材やその調理方法から、それらを取り巻く季節感や人々の考え方や振る舞いなど、人の営みと関わりながら発展してきたものです。
にっぽんが古くから大切にしてきた食べ物の多くは、様々な歴史を背負い、地域や社会的条件の中でかたちを変えていくうちに豊かな多様性を持つようになっていきました。

豆腐の材料も作り方も、昔と今とほとんど基本的には変わらない、とてもシンプルなもの。
しかし、異素材との組み合せも容認し、今もさらなる可能性を見出し続けています。
古いのにいつも新しい、そして味わう度にいつも発見があることこそ、豆腐の最大の魅力なのではないでしょうか。

* * * * * *

豆腐とドーナツ。
一見異なるものでも、ある種の調和の中にあるのでしょう。
今では日本に留まらず、世界的食品「tofu」として脚光を浴びている豆腐。
異文化の出会いを重ねている豆腐は、さらなるかたちへと変身しているに違いありません。

豆腐+ドーナツ.png


---第2回 五感サロン Salon des muses Tokyo 開催決定!---

10月3日(土)開催します!
雅なチーズの会!
詳細はこちら....

五感サロン Salon des Muses Tokyo
雅なチーズの会

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  • 2009-09-14 23:46:34
  • にっぽんの食文化 –豆腐料理と季節感 編-
目には見えない「秋」ですが、風の音に、秋の確かな訪れを気づくこと…
平安時代に歌に詠まれていたことを、現代の私たちも変わらず感じることができる不思議を実感している今日この頃です。
今回のレポートは、豆腐が創る食文化を季節感から見ていきたいと思います。

* * * * * *

店前.png
今回お邪魔したのは、お豆腐の本場、京都の伝統ある豆腐料理屋さんです。
大通りから少し外れたところにそのお店はあります。
秋口の始めとは言え、この日はまだまだ日差しも暑く、半袖でも汗ばむ陽気でした。
入店したのはお昼時。
気軽にいただけるランチには、和食ならではの季節感への配慮がどこにあるのでしょうか?

白和え.png
さっそく目の前に出されたのは、栗の絵柄の敷紙。
陶器の箸置き。
少しだけ季節を先取りしたような、季節感あるちょっとしたあしらいに早々と出会えました。

一品目は、黒豆の白和えです。
ふっくら炊きあがった黒豆と白和えの甘さが優しく口の中に広がります。


できたて豆腐.png
二品目は、できたてのお豆腐です。
冷や奴よりも温かなお豆腐が嬉しいと思うのは、店内に何となく漂う秋の気配に合っているからなのでしょうか?
8月31日のブログでもお伝えしましたが、調味料には使うのは2種類のお塩です。
硫黄の香りがするヒマラヤの塩では、お豆腐がゆで卵のような味になりました。
ほのかな甘味のモンゴルの岩塩では、ほんのりした甘みを素直に感じます。

お弁当箱.png
次からは、お弁当箱に入ってきました。
これを上の段から引き出していただきます。

ゆばなど.png
上段は湯葉や煮物が入っていました。
その他にも、冬瓜の煮物、鮎の甘露煮。
これらは実は夏が旬の食材です。
さっぱりした味付けが、過ぎ去りつつある夏を再び思い出させてくれるようです。

田楽.png
中段は、田楽です。
緑が青のり、黄が柚子入りの味噌です。
香ばしいお豆腐の風味と秋が旬の柚子。
味わいも色も、これからやってくる季節の恵みを予期させます。

コロッケ.png

下段は、おからのコロッケです。
隣のサラダにもかかっているのは、なんとバジル入りのドレッシング!
季節感を飛び越えて、お豆腐が洋食に変身してしまいました!
料理の味付けのリズムと驚きが最高潮に達したことを示しているのでしょう。

ごはん.png
そしてご飯、お味噌汁、香の物。
お味噌汁には、もちろん油揚げが入っています。

豆腐ショコラ.png
最後のデザートは、“豆腐ショコラ”(お豆腐で作ったガトーショコラ)です。
濡れたようなツヤがある以外、お豆腐と言われなければ気づかないかもしれません。
ほんの数週間前、別のお豆腐料理屋さんで味わったのは、豆乳とソーダのシャーベットでした。
でも、「今」はコクのあるチョコレートの味わいがやはり相応しいのでしょうね。


今回はカジュアルなランチでしたが、
季節の移ろいや新しい発見を感じさせてくれるとき、食事以上の価値を見つけるのかもしれないと感じました。
カウンターの隅に飾ってあったのは秋桜。
お店の方の「お気をつけて行ってらっしゃいませ」の一言。
細やかな心遣いの数々を感じて、お腹も心も満たされたお昼時でした。

* * * * * *

食文化の中の季節感とは、味覚、視覚、触覚、聴覚、嗅覚、そして自由に時間を行き来できる想像力かき立てる豊かなエッセンスなのかもしれません。
それは、気づくか気づかないか、というくらい密やかなものなのかもしれませんが…
いよいよ目に見えるくらいの秋も訪れももうすぐですね。
季節のエッセンスの香りを楽しむことができる感性を日々磨いていきたいものです。

---第2回 五感サロン Salon des muses Tokyo 開催決定!---

10月3日(土)開催します!
雅なチーズの会!
詳細はこちら....

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