• 2009-05-24 18:21:17
  • ショッカンが決め手!?
もうすぐ梅雨の時期に突入しますね。
何かと憂鬱になりがちな今日この頃ですが、暦の上ではもう夏。
ビールや冷や奴がおいしい季節ももうすぐです。
これらののどごしは食感?それとも触感でしょうか?
今日はおいしさの決め手になる、ショッカンのお話です。

* * * * * *

■食感と触感
触感とは、手や指の感覚を示す言葉として捉えられています。
食感とは、食べ物を口に入れたときの独特の感覚を指す言葉です。
二つの感覚は別のようですが、450語近くある食感を表す表現には、「油っぽい」とか、「きめ細かい」、「粘り気がある」などの手触りを表現するときに使う言葉もたくさん含まれています。
また、英語では食感≒テクスチャー(texture:布地の織りの感じ、手触りなど)と訳すことが多くあります。
考え方によっては食感は、食べた時に感じる触感と言ってもいいかもしれません。
食感≒触感。
のどごしの良さは、喉にひっかかるような硬さや、炭酸のシュワっとした舌触りなどの食感≒口内の触感に関係しているのでしょう。

■ 食感は新しい?
食感と言えば一般的には上に挙げた通りですが、実はこの意味の「食感」は新しい言葉です。
もともとは食品学や調理学などの分野の業界用語のようなもので、味・香・触を総合した意味で使われていました。
味には五味(甘味、辛味、塩味、酸味、苦味)というのがあるように、触にも四触(硬さ、歯切れ、切れ音、舌触り)などがありますが、味・香と触を分けて、触の方を口の中の感覚を表す言葉として私たちも使うようになってきたのです。

私たちが何気なく使う「食感」は、1960年代頃から登場して、今では加工食品、パッケージや食品の広告宣伝、料理やグルメ番組で広く使われていますが、食感という言葉が約50年間で生活にすっかり浸透したのはなぜでしょうか?

■食感が浸透したわけ
まず、食感という言葉が漢字で意味がわかりやすかったからだと考えられます。
それに、「ショッカン」がもともとある音だったので、使い始めるのにあまり抵抗がなかったのでしょう。

また、「甘い」とか「辛い」が「味」とまとめられるのに対して「ぱりっ」としたとか、「さくっ」としたという口内の触感表現をまとめる言葉がこれまでになかったこともあります。
(それまでは形とか言われていたようです。)
食感は、足りなかった表現を補うことができるようになった便利な言葉として重宝されていったのです。

それから、1990年代後半から急成長を遂げてきた食品業界の新製品開発状況の背景が大きく関係しています。
とろけるようなカレーやチョコレート入りのプレッツェルなど、新しい食感に訴える商品、そしてそれをネーミングにして食感を盛り込んだ商品がヒットしたのがこの頃です。
さらに、最近の食育、食の安心・安全の問題など、社会の食に対する関心が高まっていったことが挙げられます。

フレッシュさ、おいしさ、目新しさ、楽しさ、安心…食感から色々なことを感じるために、食感は生まれるべくして誕生した言葉なのかもしれません。

■ 食感はどこへ行く?
食感を表す表現が多いように、日本人はとくに食感に対して敏感なようです。
中でも粘り気や弾力に関する言葉が多くあるそうですが、これは日本でよく食べられている食材や食感の好みが影響していると言われています。
確かに、古くから納豆、とろろ、こんにゃく、かまぼこ、煎餅、餅などを好んできた独特の食文化がありますよね。
マカロン、ナタデココ、タピオカ、モチスイーツ、プリン、ドーナツなど、話題になったお菓子も食感が決め手になっているようです。
味・香と分離させて一つの感覚として生まれた感覚、「食感」は私たちにとって今後も私たちの生活にますます欠かせない感覚となるのでしょう。
もちもち,ぷりぷり,こしのある,のどごしがいい,噛みごたえのある,ジューシー…口の中で舌の上で踊るような感覚がヒットの決め手になるのかもしれません。

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  • 2009-05-17 08:50:26
  • 見えない?無数?においの世界
3月22日のブログ「春の香りを聞く」では、香りの効果、聞香や香りを取り入れた商品などを取り上げて、香りを聞くことのススメをご紹介しました。
今回は、香りを含めた「におい」全般と私たちとの関係についてのお話をしたいと思います。

* * * * * *

■においは脳で感じるもの
空気中には草花などの自然物や食べ物、薬品のにおいなど、色々なにおいが漂っています。
におい物質の種類は今や約40万もあると言われていて、私たちは約10万種類に嗅ぎ分ける力を持っているそうです。
そもそもにおいを感じるのは、鼻の奥にある嗅細胞が働いているから。
嗅細胞に空気中のにおい物質がたどり着くと、その情報は電気信号に変換されます。
そして、その電気信号は嗅神経から嗅球を経て大脳辺緑系に伝わっていきます。
私たちがにおいを嗅ぎ分けることは、嗅細胞で受けたにおいを脳で感じ分けているということです。
においから色々な記憶や感情が引き起こされるのも、脳の働きが深く関与しているからなのですね。
意識にのぼるのはほんの一部かもしれませんが、私たちは様々なにおいを脳に送り続けながら普段の生活を過ごしているのです。

■においの役割
どこからか良い香りが漂ってくると近くで花が咲いているのかな、なんて思ったり、ガスなどのにおいを嗅ぐとどこかで漏れていないか心配になったりすることはありませんか?
「春の香りを聞く」でもお伝えしましたが、においの役割のひとつには危険などを察知するレーダー機能があります。
においは遠受容性感覚と呼ばれていて、そのにおいを出すものから離れていても感じることができるのが特徴です。
たとえば、完熟した果実には「甘い香りがする」とか、腐敗した食べ物には「刺すようなにおい」というような表現をすることがありますよね。
本当は「甘い」は味覚で「刺す」は触覚。
直接にものに味わったり触れたりして感覚を得る近受容性感覚で使われる表現から、においはことばを借りることが多いのです。
それは、遠受容性感覚である嗅覚が近受容性感覚の代理として、食べたり触れたりする前に、あらかじめそれが体にとって良いものかそうでないか予想することができることと深い関係があります。
においは真っ先に毒などの危険を事前に教えてくれる、というわけです。

また、においは見た目とも密接なつながりを持っています。
たとえば、香水をつけて出かけるとき。
爽やかな香りには涼しげなブルー系、華やかな香りには女性らしいピンク系、など…香水の香りの種類に合わせて、身につける服やアクセサリーの色を使い分けてはいないでしょうか?
私たちはにおいと色をデタラメではない方法で選び取る能力を持っています。
においの種類は赤や青といった色相の違いとして、匂いの強さは暗明の違いとして表現されるという研究結果もあります。
においを通して色々な感覚を一緒に体験することは、生きていく知恵でもあり、楽しみでもあるのでしょう。

■日本人のにおいの世界
世の中にほとんど無数に存在しているにおいの種類。
においの体系や分類の基礎となるのは、私たちが過ごしてきた成育環境や食習慣などに影響されていると言われています。
においの種類は文化的、時代的影響を反映しているので普遍的なものとはなりにくいようです。
たとえば、ワカメや納豆のにおいは日本人にはお馴染みの食品。
これがないと朝が始まらない!というくらい欠かさず食べている人もいるのではないでしょうか。
でも、これらを食べる習慣がない人々にとっては、何のにおいなのかわからないのは想像できますよね。
実際、国際比較研究をしたところ、外国人はこれらのにおいが正しくわからなかったという報告が残っています。
同じように、お菓子やお料理に使われるアニスというスパイスは日本人にはあまり馴染みがないので、何なのか正確に判断できなかったという結果もあります。
それらのことから、生活の中に普遍的な匂いの分類があるというわけではなく、日本人には日本人としてのにおいの世界があると考えられます。

古くから自然観を大切にし、自然と調和しながら生きてきた日本人ではありますが、においから見てみると最近の関心は少し変化してきているのだそう。
実は、現代の日本人は花の香や果実の匂いの占める割合が小さく、食品や生活用品としての化学物質に関する匂いが大きい位置を占める傾向が高いことが明らかになってきました。
これは、私たちのにおいの世界を支える骨組みとして、「快—不快」、「刺激性」に加えて「安全、危険」の軸が大きくなってきたことを意味しているのだそうです。
においの認知傾向からも、食の安全や安心に対する高い関心が読み取れるのですね。

* * * * * *

目には見えないにおいは、独自のアプローチから私たちに色々な実態を教えてくれることがあります。
においに対して敏感になることで、またひとつ、新しい気づきが得られるかもしれません。

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  • 2009-05-10 16:13:01
  • 人を惹き付けることば、オノマトペ
1月11日のブログ「うるうる、ぷりり、しっとり…リップクリームの方程式」をご紹介しましたが、今回は一瞬で人を惹き付けることばについて、もう少し掘り下げていきたいと思います。
うるうる、ぷりり、しっとり…はオノマトペ(擬音語・擬態語)の仲間。
オノマトペは外界の物音、人間や動物の声、物事の様子や心情を、直接感覚的に表現することばです。
オノマトペは古くから詩歌や小説などに多く登場し、現在も広告などで効果的に使われています。
それに、こどもが一番早く覚えることば(喃語)はオノマトペの原型だとか。
どうしてこんなにもオノマトペは私たちに身近なのでしょうか?

* * * * * *

■象徴のことば
普通、ことばは発音と意味とが約束によって結びついています。
たとえば、「歩く」という語。
「あるく」という発音は、「足を使って前に移動する」という意味に直結しているわけではありません。
でも、オノマトペは発音と意味が直結しているという側面があるので、発音が意味を左右します。

たとえば、「ぱちぱち」というオノマトペ。
「ぱちぱち」という発音が、「小さくて堅いものがはぜる音や拍手の音」を直接的に表しています。

「きらきら」「さわさわ」という清音で表されたオノマトペ。
「ぎらぎら」「ざわざわ」という濁音で表された語よりも明るく澄んで軽やかな印象を持ちます。

「がぶがぶ」「げぶげぶ」「ざぶざぶ」「じゃぶじゃぶ」「しゃぶしゃぶ」「ずぶずぶ」「どぶどぶ」など、二つ目に「ぶ」の音がくるオノマトペ。
これらは、すべて水や水分に関係のある音や様子を表す語になります。
「d-b」という子音の組み合わせの繰り返し語は、大量の液体が動く様子を表すことばによく使われているのだそう。

こうした性質は、ある音が一定の意味に結びつく傾向を引き起こす音象徴と関係が深いためだと言われています。
こんなふうに、オノマトペは音と意味が深い結びつきを持っているために、たとえ初めて聞くようなものだとしても、なんとなく直感的に理解することができるのです。

■共感覚のことば
オノマトペは日本独特のことばですが、音に対する別の感覚について、他の言語でも似たようなことが言われています。
たとえば、英語では“ee”、“eh”などの高い音→明るくて小さい
“oh”、“oo”などの低い音→暗くて大きい
こんな印象を感覚的に持っている人は少なくないようです。

高い音は明るく感じ、低い音は暗く感じる。

この「何となく」の感覚は古くから人々の関心の的でしたが、
研究結果からこれらは特別なことではなく、どうやら一般的な現象らしいということがわかってきました。
私たちは異なる感覚(音の高さと明るさ)の連合を脳の中で見出しているのです。
こうした感覚の連合が起こるのは、私たちが持っている共感覚のためだと考えられています。
共感覚とは、五感(聴覚・視覚・味覚・触覚・嗅覚)のある一感覚に対する刺激によって、別のもう一つの感覚が無意識に引き起こされ、体験する現象を言います。
音に色が見えるという人や、文字に色を見たりする人は、この共感覚が強い人かもしれません。

音と意味が深い結びつきを持っているオノマトペは、人間にとって普遍的な感覚の作用を活かした共感覚のことばだと言えます。

■疑似体験のことば
しっとり、うっとり、お嬢様フェイス。(化粧品メーカー)
たっぷり、たのしい。(食品メーカー)
WAKU WAKU?(コンビニエンスストア)
オトナが、キュンとくる。(自動車メーカー)

「うるうる、ぷりり、しっとり…リップクリームの方程式」でもいくつかご紹介したように、オノマトペを使ったキャッチフレーズは枚挙にいとまがありません。
オノマトペは、聴覚・視覚・味覚・触覚・嗅覚に複合的にうったえることば。
一瞬で心をつかむために、キャッチフレーズにぴったりなのでしょう。

最近の研究から、歩き方を表現するオノマトペ(テクテク、スタスタ、トコトコ、ヨチヨチ、ヨタヨタ)を聞くだけで、実際に歩いている映像を見なくても視覚野が活動することも科学的にわかってきました。

オノマトペは私たちの多くに共通の疑似体験をさせてくれる力を持っています。
もちろん、文化、時代、風土、使用場面などによって様々に変化していくものではありますが、音と意味が直結していて、共通の感覚が反映されている、私たち日本人が育んできた感性のことばです。

* * * * * *

日々の会話、日記、手紙、メールなど…
自分の想いを誰かと共有したいとき、上手にオノマトペを使えば、その想いのままのカタチで受け手まで運んでくれるでしょう。
人を惹き付けることば、オノマトペ。
ときにはハッとするようなことばで、いきいきとした自分を表現してみるのもいいかもしれません。

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  • 2009-05-03 11:22:42
  • ちゃんと伝えたい「ありがとう」
来週の5月10日(日)は母の日。
日頃の感謝の気持ちをお母さんに伝える良い機会です。
「お母さん、ありがとう。」
その感謝の気持ち、感性を広げて伝えてみませんか?

* * * * * *

■感謝の力
日頃何かをしてくれたりして感謝したときに「ありがとう」を使うように、感謝はありがたく思うことを表します。
そもそも、ありがとうは「有り難し」の運用形で、あることが難い、難しいという意味で、本来は滅多にないとか、珍しくて貴重だという意味を表しました。
昔は宗教的な感謝の気持ちを指していましたが、現在では人に対する感謝の意味として一般に広まっています。

感謝は人と人との良い関係を作り上げる、大切なコミュニケーションのひとつです。
良いことをしたときに、誰かにありがとうと言われれば、じゃあもっとがんばろうと思ったり、反対に誰からもありがとうと言われなければ、がっかりしてやる気をなくしてしまうこともあったりします。
そんなふうに相手の心に感動と喜びをもたらす力を持っているのが、「ありがとう」なのです。

■ 親に対する感謝
さて、親に対する感謝の気持ちはどうでしょうか。
どんなことに感謝しているのかは、きっと人それぞれですが、
一番近い家族という存在だからこそ、私たちは小さな頃から親が与えてくれる色々なことに感謝してきたのでしょう。
親に対する気持ちと私たちの発達段階はともに変化していきます。
たぶん、時にはわずらわしく感じることもあったり、でも常に心のどこかで感じる感謝との複雑な気持ちが合わさった思いを抱きながら、私たちは今の自分へと成長してきたので は……..。

たとえば、中学生は、反抗期を経て親と子との関係をつくりあげていく時期。
そんな時には、反抗しながら親との結びつきに気づき、親のありがたみをすまないと思いながら感謝します。
大学生では、反抗的感情は減っていき、自立した人間対人間の対等な関係が始まっていく時期。
同時に自分はどんな存在なのか、どう暮らしていけばいいのか等、答えのない問いに思い悩む時期でもあります。
そうしたときに親が与えてくれる、さり気ない「いたわり」や「思いやり」、「喜び」など…この頃になると本当の意味での親に対するありがとうの気持ちが芽生えてきます。
そして自分自身が親になったとき、成熟して親の気持ちがわかるようになったとき、親に対する感謝はどこまで育っていくのでしょう。
これまでの自分を見つめてみて、母の日にはお母さんの心に響くような本当の気持ちを見つけたいものです。

■ 「お母さん、ありがとう」に続く本当の気持ち
「お母さん、ありがとう。」
この後に続く今のあなたの気持ちは何でしょう?
最後に、ちょっと例を挙げてみましょう。

□「いつも困ったときに助けてくれて、ありがとう。お母さんの温かい気持ちがうれしいです。」
□「お母さんの子どもでよかった。産んでくれてどうもありがとう。」
□「危なっかしいことばかりして、心配かけてごめんね。」
□「お母さんが支えてくれているから、がんばれるよ。」
などなど。

* * * * * *

あなたとお母さんとの関係は、たったひとつの、かけがえのない絆。
心に響くことばは、関係性の中から創られていくものなのです。
お母さんに対してどんなことを感じているか、思い出の場面を想像しながら探してみるのも素敵ですね。
感謝の気持ちを自分のことばで伝えれば、もっと仲良く、もっと信頼しあえる良い親子関係を気づいていけるはず。
大切な家族だからこそ、本当のありがとうの気持ちを贈りたいですね。

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  • 2009-04-26 12:07:03
  • 「おしゃれ」への近道
早いもので、新年度もひと月がたとうとしています。
5月の連休を待ち望んでいる人も少なくないのではないでしょうか?
特別な予定がある人もそうでない人も、お休みの日には心身を磨く「おしゃれ」について考えてみませんか?

* * * * * *

■ おしゃれは心身を元気にする
メイクやファッションによって、気分が変わることは誰でも経験があるかと思います。
たとえば、ジーンズやスーツなどでパンツをはくときは、活動的になったり、和服を着たときは、何となく引き締まった気持ちになったり。
キレイに変身した自分自身を、鏡や大きなガラス窓ごしに見たり、周りの人の反応を見たりする度にその情報が脳に届いていきますが、それが多いほど私たちは自分がキレイになったことを認識していきます。
とくに女性はキレイでいるとやっぱり嬉しいもの。
おしゃれは笑顔のない人に笑顔を与えたり、コミュニケーションのきっかけになったりします。

おしゃれは精神的だけではなく、身体的にもプラスの効果があることが知られています。
たとえば、免疫機能を示すNK細胞の活性上昇が見られ、健康になることも明らかになってきています。
反対に、身だしなみに気が回らないときは心身が疲れている証拠なのかもしれません。
身だしなみと私たちの心の元気はお互いに影響し合っていると言えます。

■おしゃれとは何か
では「おしゃれ」って一体何でしょう?
「しゃれる」ということばは、服装などに気を遣って着飾るという意味があります。
その他に、漢字で「お洒落」と書くように、しゃれを言う、機転が利く、垢抜けていることを意味しています。
また、「戯れる(ざれる)」が転じたことばでもあると言われ、戯れ(たわむれ)や、おどける、個性があっておもしろい等の意味もあるという説もあります。
同じようなものの中でも生地の色合いが違っていたり、ボタンがちょっと凝っていたり、襟や裾の形が少し変わっていたりするだけで、おしゃれ感がぐっと増すことがありますよね。

「おしゃれ」の一側面は、身につけるものの全体的な色や形、素材感のまとまりと自分との関係性で作ることができます。
「着こなす」とか、敢えて「着くずす」という表現があるように、自分にとってのおしゃれ感をコントロールできるだけの戯れ方のわざも大切です。
それに、場所の空気を読み取ったり、その中の自分の立場をわかったりした上での社会的な調和感も重要です。

自分という人間は一人しかいないのですから、基本的におしゃれも一人一人違います。
おしゃれとは型にはまったものではなく、自分自身の状態や社会的環境に影響されるもの。
その中で、戯れの心を添えながら自分にふさわしいスタイルを作り上げていくことが大切です。
それは、自分をより良く見せるということだけではなく、周りに対する気遣いやおもてなしの心に通じます。
そうした目に見えない「何か」を感じ取る感性をひとつずつ磨いていきたいものです。

■おしゃれを磨くには
おしゃれになりたい!と思うとき、すぐに思い浮かぶものといえば、ファッション雑誌。
メイクやファッションアイテムの紹介や、1週間の着回し術などが掲載されているので簡単に何がおしゃれなものなのかを具体的なイメージをしやすいですよね。
でも多様なファッション雑誌があるように、単なる杓子定規の「おしゃれ」はありえません。
おしゃれになるにはファッション雑誌をあまり見ない方がいい、という意見もあるかと思いますが、見方によってはおしゃれになるためのひとつのアドバイスになります。
それは、自分が気になる雑誌の構成要素を見てみるという方法。
どんなことが自分にとってのおしゃれなのか、改めて意識できるかもしれません。

ある雑誌では、ファッション系に限らず、食事、マナー、インテリア、魅力的な人物、海外の先行事例、連載の読み物、恋愛、身体の悩み、音楽、映画、企画展、それぞれの価格の記載など、ある程度の領域に広がりを持っています。
言い換えれば情報、倫理、国際文化、心理、医療、芸術、環境、経済…など、色々な世界を知っていることが必要なのがわかるでしょう。
良いと思うものの理想像を心に描きながら、様々なものに触れたり聞いたりして、自分で考え、そして自分なりの方法で行動するといった、全体的なライフスタイルの質を向上させることが大切なのです。

見た目も、生き方も、考え方も、人付き合いの仕方も…様々な場面で他人に迷惑をかけずにちゃんとやりくりして、それでいて型にはまっておらず、自分らしいスタイルを目指していくこと。
それがおしゃれへの近道なのではないでしょうか。
もちろん、そうしたスタイルを身につけていくのは、日々の努力しだい。
心身を磨くおしゃれへの道を常に忘れずにいたいものですね。

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