• 2010-03-29 14:43:59
  • 桜のアトリビュート
春と言えば、桜。
桜と言えば、春。
私たち日本人にとって桜は特別な花です。
春の香りが漂う今日この頃、再び桜についてお話したいと思います!

* * * * * *

桜にある特別なものを重ねてみる…
これは,実はたくさんの芸術作品や図の中に見つけることができます。
ギリシャ神話を題材にした絵では、
アポロンは常に竪琴を持っていますし、女神クレイオは巻物を携えています。
おなじみの救急車のマークもそのひとつ。
これは医学の神を表す蛇と杖にちなんでいます。
こうした技法を西洋の絵画ではアトリビュートと呼ばれています。

多くの人にとってただの信号のようなのかもしれませんが、
それぞれはちゃんと意味を持っています。
言ってみれば、その意味を知っている人同士にとっては大切な合言葉。
持ち主がそこを留守にしていてもそこに置いてあるだけで、「わかる」人にはそれが誰を、どんなストーリーを示しているのか「わかる」ようになっているからです。
アトリビュートはストーリーを自由に表現するために発明された、感性と知恵の結晶と言えるでしょう。

桜を見れば、
日本人なら胸がきゅっとなるような、
何とも言えない感覚を覚えるということ。

食べ物に、衣類に、インテリアに、歌に。
特別な感覚をそっと忍ばせた、この季節ならではの「生もの」の商品は今まさに満開です。
出会いや始まり、別れや区切り、限りある時間や永遠…
季節や時の移り変わりを中心とした、様々な連想物が桜のアトリビュートと言えるかもしれません。

もしかしたら、季節や時間にまつわるものだけにとどまらず、
別の深い何かも、桜のアトリビュートは表しているのかもしれません。
出会いと別れの春、各地でイベントやセレモニーが行われている今日この頃。
国旗や国歌を見かけることが少なくなった今でも、そこには「桜」があります。
清楚でありながら、空に向かって大きく伸びたその姿を集団で無言で見上げ、一礼する。
その行為は、何を意味するでしょうか?

* * * * * *

桜の木のたたずまい、蕾の硬さ、花びらの香り、そして散り行く様子に多くのストーリーを重ねてきた日本人。
それらはまさに感性と知恵の結晶です。
神話の時代から現代もなお、私たちは創造力という冒険の真っ最中なのです。

桜.png

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