• 2010-02-14 20:56:38
  • 感覚を遊ぶ -チョコレートは変わった? 編-
今日はバレンタインデーですね!
毎年ささやかれるバレンタインデーの傾向。
今年は去年に引き続き高級チョコレートが人気ですが、
日曜日ということもあって、手作り派の勢いもあなどれません。
今回はチョコレートの変化についてのお話です。

* * * * * *

デパートやショッピングセンター、製菓コーナーなど、
今年のチョコレートコーナーも去年に負けないくらい大変な盛況ぶりです。
デパートの特設フロアには世界各地の名店や老舗チョコレートが所狭しと並べられていますが、
こうした高級チョコレートはカカオの産地や配合の違いによる味や風味、
多種多様な材料の組み合せ、センスの良いラッピング、
ショコラティエのこだわりなどを、
試食も兼ねて!じっくりと吟味する楽しみがありますよね。

言ってみれば、こうしたチョコレートははかなくも美しい工芸品。
口元へ運んでしまえば、一瞬にして消えてしまうもの。
けれど、その一瞬のために色や形なテクスチャーなどの見た目や、
香り、口どけ、触感、静かに溶けていくときの音など、
繊細な味わいが最大限に表現されています。
だからこそ、とっておきの贅沢のひとつとも言えるひとときです。

チョコレートの余韻もゆっくり味わう楽しみ方は、
アンテナの感度が高い大人たちにすっかり定着してきたのですね。

一方、今年のバレンタインデーは日曜日ということもあって、
お家で手作り派も多いのではないでしょうか?
製菓コーナーを彩っているのは、色とりどりのデコレーショングッズ。
キラキラ&カラフルなチョコレートや砂糖、パウダー状のナッツ類、
サイコロ状のドライフルーツなど、賑やかなものばかりです。
それにマカロンやギモーヴなど、
ちょっとオシャレなお菓子も簡単に手作りできるキットも人気なのだとか。
ファッションやネイルアートなどに通じる華やかなデコレーションが興味深いものです。
試しに製菓コーナーを覗いてみたのですが…品定めをするたくさんの若い女性の姿は真剣そのもの!
週末、自分でまたは家族とともに手作りする楽しさを味わうのが今年のもうひとつの特徴のようです。

高級チョコレートとお家で手作りチョコレート。
これらは今年ならではのバレンタインの2大傾向のようです。
それは「変わるチョコレート」、「変わらないチョコレート」の狭間で動く,時代の価値観と言えるかもしれません。

感覚に注意して見てみると、
ショコラティエのチョコレートそのものは、
トレンドとは別の変化をしているのがわかります。
よく見れば、チョコレートは至ってシンプルか、
チョコレートそのものの質感が損なわれないように常に配慮されています。
毎年違うように見えるのは、パッケージの効果ということもあるのでは?
パッケージもリボンのあしらいとか包み方とか、
細かなバリエーションの違いが印象を変えているということも少なくありません。

一方で、ショコラティエのあくなき挑戦は常に変化しています。
たとえば、1ミリの形や厚さの違い、1%の素材の配合など、
そのときどきによって微妙に変わり続けています。

そもそも、彼らの理想や「らしさ」は唯一無二であり、
そこに至るまでに試行錯誤を重ねてきたからこそ、
簡単には変化しないのではないでしょうか…。

本物のショコラティエのチョコレートは変化するものであり、変化しないもの。
それはトレンドとは別の呼吸をしています。
チョコレートが変わったのではなく、時代の価値観がチョコレートの在り方を変えたのでしょう。

* * * * * *

見た目(視覚)は、大きな変化を捉えることが出来ますが、
本当の変化は、目に見えないこともあります。
チョコレートを味わうときのように、
他の感覚を使ってはじめてわかるものかもしれません!

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