• 2010-01-17 23:01:07
  • 感覚を遊ぶ –感覚のない世界 編-
前回までは感覚の役割や大切さについてお話してきました。
それでは、「感覚がないこと」はどういうことか、想像できるでしょうか?
今日は感覚と切っても切れない、健康についてのお話です。

* * * * * *

太陽の光や鳥のさえずり、電車や車の音など、
何気ない毎日の中にも刺激は満ちあふれています。
意識はしていないかもしれませんが、私たちはそういう環境で暮らしています。
もし長時間、光や音など刺激のない状態に人が置かれると、
私たちはどうなってしまうのでしょうか。

刺激のまったくない状態が続くと、脳はその状態に脳が耐えられなくなって、
自分で刺激を作り出し、感覚を疑似体験するようになります。
暗く静かな部屋の中、身動きも取れない状態で一人で長くいると、
たとえば、独り言や歌を歌い出すようになったり、
ときには見えないものを見たり聞いたりするようになるそうです。

感覚を味わえない世界は、心身にとってとても辛いもの。
さらに刺激のない状態が続くと、やがて私たちにとって、その場にいられないほどの生命に関わる苦痛となっていきます。
地震などで狭い場所に一人きりで閉じ込められてしまうと、感覚が遮られることによって耐えられないほどの苦痛を味わうことがあります。
そんな状況では1週間以上生き延びることが難しいと言われています。

刺激のない状態があまりにもひどく続くような場合、それは命を脅かすことになるのです。

また、刺激のない世界を味わっていると、脳も正しくはたらかなくなってしまいます。
日常生活でも、静かな室内で、一人じっと物思いにふけることはあるかと思いますが、
あまりにも長時間の場合、気持ちがどんよりとするばかりか、何となく冴えなくなってしまうことはないでしょうか?
それは、刺激のない状態が、脳のはたらきを鈍らせてしまっていることが原因のひとつなのです。

もちろん、日常生活の中で、刺激のまったくない状態なんてありえないかもしれません。
でも、楽しいことが見つからない、毎日がつまらなく感じる、といった意味の
「刺激のない生活」が長く続いてしまうようなら、
たとえ命の危険はないとしても、心身の健康にも脳にもやっぱり良くないのです。

そんなときは気持ちがびっくりしない程度に、
新しい刺激を入れ込んであげることが必要かもしれません。
お気に入りの音楽を流したり、
お香をたいたり、
入浴剤を溶かしたお風呂にゆっくりつかってみたり…
ほんの少しでもいいので、単調な時間に変化を作ってみましょう。

刺激を得ることによって、心身は活発にはたらこうとします。
大げさかもしれませんが、感覚を取り戻すということは、
脳が目覚めるような、生きる喜びを体験することです。

* * * * * *

ささやかでもいい、そんな生きる喜びを絶えず感じていたいものですね。

カーテン.png

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