• 2009-10-18 14:06:45
  • コーヒー文化の歩き方 –コーヒーと日本の飲料文化編–
日本は、コーヒーが入ってくる前には日本茶の文化でした。
そしてもう一つ、お酒の文化もあることも忘れてはいけません。
私たちのコーヒー文化は、それらの上に出来上がっています。
今回は、コーヒーと飲料文化との関係についてお伝えします!

* * * * * *

■ お茶とお酒
コーヒーが私たちの生活に定着したのは、実はごく最近のことです。
明治時代以降になって、コーヒー、紅茶、清涼飲料水、洋酒などの外国産の飲み物が受け入れられるようになるまでは、日本人にとっての飲み物といえば、日本茶と日本酒でした。

日本茶と日本酒は、伝統的な観念ではお茶とお酒は対立的な性格です。
たとえば、一般的に、お酒には塩辛い肴が合いますし、お茶にはお菓子がセットです。
辛党か甘党かと分かれるときに、その人の飲み物の好みも一緒にわかりそうですね。
また、お祭りではお酒を飲むようにお酒は神事と、
仏教でお茶をお供えするようにお茶は仏事とセットです。
他にも、お酒は非日常と、お茶は日常とセットになります。
そしてお酒は酩酊を、お茶は覚醒を私たちに与えてくれます。

つまり、
お酒:辛党:神事:非日常:酩酊
お茶:甘党:仏事:日常:覚醒
という関係になるのです。

■ コーヒーとお茶の構造
コーヒーは、こうしたお酒とお茶の関係の中に入り込んできた飲み物です。
お酒とお茶は、アルコール飲料とカフェイン飲料ですから、コーヒーはカフェイン飲料であるお茶の仲間として、受け入れられていきました。
お茶と同じように、コーヒーも甘いもの、日常的なもの、覚醒と深いつながりがあります。

お茶は始めに儀式や薬に使われ、
次に社会の中の一部の人々の間で流行して、
最後に庶民にも広がり、それが当然になる、
という道筋をたどりますが、
コーヒーも同じような道をたどって発展してきたのです。

■ お茶の飲み方に置き換えてみると?
さて、日本のコーヒーはお茶の文化の素地の上にできあがったと考えると、どんなふうに影響を受けているのでしょうか?
コーヒーの飲み方のスタイルはこんなふうに置き換えられます。

・ 専門の店や場所:ストレートのブラック→抹茶
・ 喫茶店や家庭:ブレンドコーヒー→煎茶
・ 家庭や職場:インスタントコーヒー→粉茶
・ 職場や外:缶コーヒー→ペットボトルのお茶

缶コーヒーは、実は日本で発明されたもの。
飲み物を持ち運ぶ水筒も古くからあったことも、それと無関係ではないでしょう。
喉の渇きを潤すことから、豊かなくらしを演出することまで、飲み物の役割は幅広いのですね。

* * * * * *

コーヒーは嗜好品と言われていますが、改めて考えると嗜好品って何でしょう?
初めて「嗜好品」を語ったのは、あの文豪!?
次回は、コーヒーと嗜好品についてご紹介します!

コーヒーとお茶.png

みなさんからのコメントをお待ちしています。
その他のお問い合わせ・ご連絡先はこちら:blog@klei-o.com
(件名を”From Blog Reader"にして送信をしてください。)





<<コーヒー文化の歩き方 –嗜好品を語る 編– | main | コーヒー文化の歩き方 – コーヒーの語源編- >>
CALENDAR
<< April 2020 >>
SunMonTueWedThuFriSat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930
SEARCH
ARCHIVES
OTHERS

powered by チカッパ!ブログ