• 2009-09-21 23:22:08
  • にっぽんの食文化 -豆腐新変化 編-
豆腐は1000年前からある長寿食品で、かつては「畑の肉」と言われてきました。
最近は健康食ブームの波に乗って豆腐は改めて注目を浴びています。
しかしそこには、新しい組み合せで様変わりした豆腐の影響もあるようです。

* * * * * *

■現代の豆腐事情
料理の内容やモードは歴史的な環境に応じて変化するものですが、
豆腐もかつては限られた人々の間で、精進料理や懐石料理として発展していきました。
現代では、昔のように高級品ではなくスーパーなどで見かけるように、毎日の食卓に並ぶような身近な食品となっています。
豆腐には良質のたんぱく質、脂質、カルシウム、鉄、などが含まれている優秀な食品です。
しかし、現実の食生活は多種多様な食品が満ちあふれ、豆腐の年間消費量は減る傾向にあるのが事実。
特に若い女性ほど摂取量が少なくなってきています。

■豆腐の新しい楽しみ方
栄養価が高く、安価な豆腐。
確かに豆腐の消費量が減ってきてはいますが、一方で前回のような「豆腐コロッケ」のように、豆腐を使ったカジュアルな料理は盛んに作られています。

たとえば、豆腐ドーナツもそのひとつ。

数年前に大々的に誕生して以来、もっちり、しっとりとした独特の触感や、やさしい甘さがうけて、大ヒット商品となりましたよね。
今では、自宅でも簡単に作れる豆腐レシピが公開されています。
他にも、豆腐グラタン、豆腐ハンバーグ、豆腐ケーキなどもお馴染みになりつつあります。
インターネットで溢れている豆腐を活用した新レシピの数々を集めてみれば、江戸時代の「豆腐百珍」ならぬ、平成の「豆腐千珍」も夢みたいな話ではないかもしれません。

■豆腐の多様性
食べ物と文化は密接に繋がりながら、独自性を築いていきました。
それは、これまでにも書いてきたように、個々の食材やその調理方法から、それらを取り巻く季節感や人々の考え方や振る舞いなど、人の営みと関わりながら発展してきたものです。
にっぽんが古くから大切にしてきた食べ物の多くは、様々な歴史を背負い、地域や社会的条件の中でかたちを変えていくうちに豊かな多様性を持つようになっていきました。

豆腐の材料も作り方も、昔と今とほとんど基本的には変わらない、とてもシンプルなもの。
しかし、異素材との組み合せも容認し、今もさらなる可能性を見出し続けています。
古いのにいつも新しい、そして味わう度にいつも発見があることこそ、豆腐の最大の魅力なのではないでしょうか。

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豆腐とドーナツ。
一見異なるものでも、ある種の調和の中にあるのでしょう。
今では日本に留まらず、世界的食品「tofu」として脚光を浴びている豆腐。
異文化の出会いを重ねている豆腐は、さらなるかたちへと変身しているに違いありません。

豆腐+ドーナツ.png


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