• 2009-04-12 07:50:45
  • 音をデザイン!-個性を活かす方法―
穏やかな陽気の休日。いかがお過ごしですか?
お天気の良い日は、外出ももちろん良いですが、家事を徹底的に済ませて室内も気持ちもスッキリさせたくなるときもありますよね。
4月を向かえ、新しい生活を始めるにあたり、家電製品を揃えるために量販店へ足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。
さて、この家電製品。
最近はあまり音の出ない、静かさがウリの製品がよく出ています。
「家電芸人」なんてことばも生まれているように、家電のトレンドにも目が離せません。
今回はそんな製品の音についてのお話です。

* * * * * *

■音がしない=良いこと?
集合住宅に住んでいたり、小さな子どもがいたりして音に関して、気を遣うことの多い日常生活。
家電製品を始めとする音の問題は、いわゆる騒音としてあまり好まれない傾向にありますよね。
ですから、身の回りの多くの家電製品はできるだけ音を出さないように開発が重ねられてきました。
たとえば、最近発売されたある掃除機は50DB程度の音しか出さないよう工夫されていますが、これは私たちの会話程の音の大きさしかありません。
しかし、全く音を出さないというのも無理な話。
しかも無音が良いこととはならない場合もあるのです。
たとえば、音に限ったとしても、電源をONにしても、あの「ゴーッ!」とか「ブオーッ!」とか言う吸い込み音などが全くない掃除機があったとしたら、本当にごみを吸い込んでいるのかな…?なんて逆に不安になってしまうのではないでしょうか?
そこで、製品の音をなくすのではなく「音のデザイン」として商品の一部として作り込むようになってきたのです。

■音のデザインとは
製品が出す音は、モーターなどから常に出ているような音、不規則に出る音、突発的に出る音などがあり、それぞれの特性に合わせて音を考えなければいけませんが、これらを製品の価値を与えるものとして音の開発がされるようになっています。
音を出さないという方向ではなく、私たちにとって気持ちの良い音にする。
これが音のデザインのひとつの考え方です。
それには、音を計測して客観評価をすることと、人間が実際に聞いてどう感じるのかということの主観評価が求められます。
一般的に、大きさ、高さ、音色が音の3要素と呼ばれています。
音の大きさは空気の振動の大きさに比例しており、音の高さは空気の振動のパターンに関係しており、音色は空気が振動するときの波の形によって決まっています。
それに加えて、音に対する「○○らしさ」とか「なんとなく良い感じ」という私たちの感性も大切な指標になっています。
これらを踏まえた音作りが積極的に行われているのは、音が感性情報としてブランドイメージとも密接に関連しているからです。
高級な製品には高級感のある音を、ポップで親しみやすい製品にはポップな音を、というように製品に合わせて音も設計されているのです。
家電製品に限らず、そうした音のデザインは様々なところで考えられているもの。
そうしてものを観察してみると、携帯電話の「カチッ!」、電子レンジの「チン!」車の扉の「バンッ!」といった音…どういう音が心地良いのかということと、音を出すことと音を出さないことのバランスなどを含めた、音のデザインがされていることに気づくでしょう。

■音の個性と自分の個性
もし、あなたがA社よりB社のお化粧品の方が好き…なのは、実際の使い心地やCMの好感度など様々な要因が考えられるのかもしれませんが、本当はコンパクトを開く度に生まれる快い音が聞きたいから?かもしれません。
身の回りの製品の音の出方に注意してみると、その製品の全体的なイメージに調和した存在感そのものも聞こえてくるようです。
日常生活で自分を表現する音として意識に上がるのは「音楽」ですが、その他にも家電製品を始めとする様々な音に囲まれている私たち。
もしかしたら、私たち自身の個性に合った様々な音を、すでに無意識的に生活に取り込んでいるのかもしれませんね。

掃除機.jpg

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